ガラスの大地

詩や日記を書きます

ブルーなたましい

終わりの空は青いです

汚れた眼鏡をかけていてもその空は青く見えます

おうちに向かってわたしは歩きました

たぶん歩きました

ひとりでわたしは歩きました

今日の空気は変な味がします

切なメロディの味です

すっごく苦いけど、ちょっとだけしょっぱいです

わたしはごくごくと飲み干しました

地面をみやると小汚い芋虫さんがいました

わたしの足跡をムシャムシャと食べる芋虫さんは

わたしを見て嬉しそうな目をしました

わたしはソレを潰しました

とても気持ちがいいです

すると今度はマンホールから声がします

「ほら、我慢なんてしなくていいのよ」

パイプオルガンのような声でわたしに喋りかけます

わたしは我慢をやめました

わたしも喜んでいるでしょう

案山子がいます

わたしはありったけのちからを込めてソレを殴りました

ソレは見事に木っ端微塵になりました

あんまり綺麗に壊せたので記念に写真をとりました

おうちに帰ったら額縁に入れて飾ろうと思います

カレーライスの匂いがします

なぜか少しだけブルーになりました

でも あなたを壊すのはとても気持ちがいいのでやっぱり生まれてきてよかったです

いつもありがとう

いつもありがとう

いつもありがとう

ことば

あなた

わたし

とても気持ちがいい1日でした

さようなら