ガラスの大地

詩や日記を書きます

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ファンタジーの向こう側にある茫漠の海を、僕は確かに求めていた

それを一目見ることさえできれば何もかもは許されるのだと思ったからだ

しかし結末としては、そこには拳程度の暗い暗い小さな穴が一つ空いているだけで、僕たちは振り返らずに進んでいったから、帰り道もわからなくなって途方に暮れてしまった

僕は海を知らずに天国へ行くことになる

きっと空の上でも僕はひとりぼっちのままだ

リサ、お前のいう通りだった。これは大きな失望で、小さな勝利だ 

今、灰色の空だけが僕らを眼差していて、生温い涙だけが心に残った